【患者さんは気を遣っている】

介護や看護にとって、一番「しんどい」のは、直接患者さんを動かす作業だ。
寝ている人を起こす、あるいは、方向を変える、立たせる、車いすに乗せる等々。
色々な作業がある。
先日そういった業界に、新しい道具が導入されたというニュースをやっていた。
事務方のような女性の方が、「介護や看護で腰を痛める事などありません」と公言していた。
思わず「あんたが、やってみろ」だ。

だから、色々な技術が考案され、介護士や看護士が取り入れている。
それは、患者さんやそれをケアする人達にとって良いことだ。
しかし、色々と見せて貰うが、患者さんにとって楽な、を主眼として考えられているようには見えない

現在考案されているものは知らないが、少し前の技術を見ていると、あくまでもやる側、つまり、介護士や看護士の方にとって都合の良いやり方であって、決して患者さん側が「楽ちん」というものではない。
もちろん、介護や看護をする側の人に、余裕が出ると患者さんにとっては良いことなのだが、そうはうまくいかないだろう。
それは、介護士や看護師の方達にとって都合が良いとはいっても、大方は相当の熟練を要するからだ。

患者さんと一口で言っても、体格差がバラバラだ。
同時に、ケアする側もバラバラだ。
その意味で、余程の方法や技術でないと、一般化することは出来ない。

ここでは、どんな事が起こっているのかというと、患者さんが介護をする方、看護をする方に対して「気を使う」という事態が起こっているのだ。
それは、患者さんにとって、こういった方達に嫌われたら、病院生活が灰色になると信じ切っているからだ。
それでなくても、変な気遣いをするのが我々日本人だ。
だから、余計に病院生活では、医師やスタッフの方に気を使うのだ。
そうなると、それがストレスになるから、治るものも治り難くなる。
完全な悪循環だ。
そういったことに、医療関係者は気付いているのだろうか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です